KKKが題材『ブラック・クランズマン』を徹底考察/結末が意味深すぎる…

作品情報

 

キャスト

 

監督スパイク・リー
主な出演者

ジョン・デヴィッド・ワシントン

 アダム・ドライバー

 トファー・グレイス

 ローラ・ハリアー

 ライアン・エッゴールド

 ヤスペル・ペーコネン

主な登場人物

ロン・ストールワース

フィリップ・"フリップ"・ジマーマン

デビッド・デューク

パトリス・デュマス

ウォルター・ブリーチウェイ

フェリックス・ケンドリックソン

 

あらすじ

 

1979 年、アメリカ・コロラド州コロラドスプリングスの警察署でロン・ストールワースは初の黒人刑事として採用される。署内の白人刑事から冷遇されるも捜査に燃えるロンは、新聞広告に掲載されていた過激な白人至上主義団体 KKK(クー・クラックス・クラン)のメンバー募集に電話をかけてしまう。自ら黒人でありながら電話で徹底的に黒人差別発言を繰り返し、入会の面接まで進んでしまう。問題は黒人のロンは KKK と対面することができないことだ。そこで同僚の白人刑事フリップ・ジマーマンに白羽の矢が立つ。電話はロン、KKK との直接対面はフリップが担当し、二人で 1 人の人物を演じることに。任務は過激派団体 KKKの内部調査と行動を見張ること。果たして、型破りな刑事コンビは大胆不敵な潜入捜査を成し遂げることができるのかー!?

 

 

なめこ汁的考察

 

KKK(クー・クラックス・クラン)とは

 

 

KKKは北方人種を至上とし、その他の人種やLGBTなどのマイノリティに対して反対の立場をとる組織です。白人至上主義団体とは少し異なるため注意が必要です。

KKKとは大きく分けて3世代構成であり、一般的に知られる超暴力的で過激な世代は第2世代(1915~1925)であり、作中に出てきたKKKは比較的穏便な第3世代(1960~)であるため区別が必要です。

 

第3世代の現在は全国的な組織は存在しませんが、各地に拠点を構え活動を行っており、非常に危険な集団である点には変わりありません

ゲリラ化の動きも懸念されているため、現在も米政府当局による監視が続いています。

 

映画終盤での描写

 

逆に掲げられる星条旗の意味

 

 

作中の最後に本来の向きとは逆の星条旗が掲げられていました。

実はこの行為には「生命や財産に極度の危険が迫っている」という意味が込められています。

作中での逆星条旗は政治的意図を含んでいて、白人思想が蔓延しつつある中で人権や財産へ危険が差し迫っていることを伝えるための演出でした。意味を知るとドキッとしますね

 

死亡した「ヘザー・へイヤー」

 

 

彼女は極右集会への抗議中に、KKKの人間が運転する車に轢かれ死亡しました。

暴走車を運転していたジェームズ・フィールドは逮捕されています。

この事件を受け、バージニア州のテリー・マコーリフ知事は極右勢力に対し「帰れ」と非難しています。

この事件は、世論に大きな影響を及ぼしKKKに対する非難意識を大きく助長させるものになりました。

 

 

この映画の製作意図

 

トランプ大統領と白人 

 

 

この映画が公開された2018年はすでに「ドナルド・トランプ」がアメリカの政権を担っていました。

彼が掲げている「Make America Great Again」に表されているように、移民を廃絶しアメリカ人のためのアメリカ人によるアメリカを作ろうとしています。

この流れは白人を中心に盛り上がりを見せ、極右集会が公然と開かれるなどしています。

これに抗議をする集団も多くいますが、2017年に死亡した「ヘザー・へイヤー」も含め数多くの人が極右団体の手によって命を落としました

現場写真

 

現在ネット掲示板やSNSが普及したせいで世界の白人の間では、再び人種差別的思想の広がりを見せています。

記憶にも新しいNZでのイスラム教礼拝所乱射事件や、CAでのユダヤ教礼拝所乱射事件なども白人思想が起こした事件です。

 

 

昔とは違い、ネットを通じて大きな広がりを見せる憎悪を止める手立ては見つかっていません。

  

人種差別を扱った意味

 

 

上記で述べたように、現在のトランプ政権は”差別又は区別”をゴールとしています。

そして白人思想は染まりやすい若者を中心に伝播しています。

本作はメッセージ性が強い作品でありますが、間違いなく娯楽作品から抜けていません

そのため若者をはじめ各々がこの問題について考える最初のきっかけになっていると考えます。

まだ人種差別問題について知らない者は問題の今に触れることができ、すでに白人思想に染まっている者には自分自身の思想を客観的に見てもらう機会を与えることができます。

 

私自身「面白そう」と軽い気持ちで視聴を始めましたが、このように現状を知り考察するにまで至りました

まさに監督スパイク・リーがこの作品を通して提供したかったのが「考える機会」だったのではないかと考えます。

 

コロナウイルスが広がる中、アジア人への差別が酷くなる一方です。

私たちは今一度人種差別について考えるべきなのかもしれません。

 

 

 最後に

 

なめこ汁
想像以上の映画でした…

以上なめこ汁がお届けしました!!

 

 

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