『バーニング・オーシャン』人災が招いた最大の原油流出事故を解説!!

作品情報

 

キャスト

 

監督ピーター・バーグ
主な出演者

マーク・ウォールバーグ

カート・ラッセル

ジョン・マルコヴィッチ

ジーナ・ロドリゲス

主な登場人物

マイク・ウィリアムズ

ジミー・ハレル

ドナルド・ウィドリン

アンドレア・フレイタス

 

あらすじ

 

2010年4月20日、メキシコ湾沖約80kmの石油掘削施設“ディープウォーター・ホライゾン”が、海底油田より逆流してきた天然ガスの引火により大爆発を起こした。その後も未曾有の被害を出す大事故となり、施設だけでなく海上一面が火の海と化した。この事故は、世界最大級の“人災“でもあった-。施設内に閉じ込められた作業員126名の運命は?被害の拡大を食い止めようとする現場作業員と彼らの決死の脱出を壮大なスケールで描いた、実話に基づく海洋ディザスター。

 

なめこ汁の解説

 

米史上最悪の原油流失事故

 

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この事故は2010年4月20日にメキシコ湾沖合80キロ、水深1522mの海底において油田掘削中であったBP社(エネルギー事業の会社)の船ディープウォーター・ホライズンで、人為的ミスにより海底油田から逆流してきた天然ガスに引火し爆発、その結果海底へ繋がるパイプが折れてしまい、原油がメキシコ湾に流れだしました。

 

この時流れだした石油の量は78万キロリットルで、被害総額は数百億ドルにも及んでいます

 

この事故で11人が死亡、負傷者が17名という人的損害が発生しました。さらに死亡した彼らはBP社の社員ではなく、下請けである運営会社トランスオーシャンの社員でありました。

 

現在はメキシコ湾に甚大な被害をもたらしながらも一応の封じ込めには成功しています。今作では海洋汚染についてはあまり触れられていませんが、その被害は途方の無いものでした。

 

今現在もメキシコ湾はこの事故の後遺症に悩まされています

 

人災とは焦りと慢心の結果

 

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この事故は人災であると作中でも強く主張されていました

 

原因は焦りと慢心にあると思います。当初からBP社の上層部は「ディープウォーター・ホライズン」の工期が遅れていることを非常に懸念していました。

 

対して現場責任者であるジミーは安全を第一に考え、テストにテストを重ねる慎重路線でありましたが、テストを実施すると費用が増大し、さらに工期がより後ろ倒しになるため上層部は焦りを重ねていました。

 

なにか作業をするときには安全を第一に考えるのが普通ですが、安全を優先すると自然とお金と時間がかかるため工期の遅れに焦る上層部が省くことがあります。それが今回の事故の一つの原因である「セメント・テスト」を実施しなかったことにつながります。

 

さらに上層部には慢心がありました。原因不明の強い圧力を感知し一度はためらいますが「机上の空論」を振りかざし、原因究明をせず断定し不安定のまま掘削を続けます。すでに重要なテストを一つ切り捨てているのにも関わらず、まさか事故など起きないだろと高をくくり、泥水があふれ出てもなお一時的な噴出と言い切るぐらいに慢心をしていました。

 

偉い人が卓上で案を練っても、現場は常に流動的で状況が刻一刻と変化していきます。油田掘削はとても危険なものであるという事を"肌で"感じてきたジミーや現場の作業員だからこそ、慎重に慎重を期していました。

 

しかし、今回は様々な要素が絡み合いこの事故は起きてしまいました。この事故は確実に防げた事故であったはずです…

 

最前で戦う男たち

 

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あくまで映画ですから、作中の映像がどれだけ脚色されているかは分かりません。

 

しかし「ディープウォーター・ホライズン」の作業員らは事故後その終息に向けて自らの命を賭して仕事を遂行したと言えると思います。正直尊敬の念しか抱きません。私がもしその立場になれば自分が死ぬかメキシコ湾に原油が流れるかなら、後者を選んでしまいそうです

なにかに対して命を賭すというのは並大抵ではありません。自らの身を顧みず燃え盛る炎に突撃し、満身創痍の体で最後まで事態の収束に励む姿は男として人間として憧れる姿でした。

 

最後に

 

なめこ汁
ご安全に!!
以上、なめこ汁がお届けしました!!

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