『JOKER』を徹底考察!!劇薬と言われる映画の本当の意味とは…??

作品情報

 

キャスト

 

監督トッド・フィリップス
主な出演者

ホアキン・フェニックス

ロバート・デ・ニーロ

ザジ・ビーツ

フランセス・コンロイ

主な登場人物

アーサー・フレック

マレー・フランクリン

ソフィー・デュモンド

ペニー・フレック

 

 あらすじ

 

「どんな時も笑顔で人々を楽しませなさい」という母の言葉を胸にコメディアンを夢見る、孤独だが心優しいアーサー。都会の片隅でピエロメイクの大道芸人をしながら母を助け、同じアパートに住むソフィーに秘かな好意を抱いている。笑いのある人生は素晴らしいと信じ、ドン底から抜け出そうともがくアーサーはなぜ、狂気溢れる<悪のカリスマ>ジョーカーに変貌したのか? 切なくも衝撃の真実が明かされる!

 

なめこ汁の考察感想

 

先代JOKERの圧倒的魅力!!

 

 

これまで様々な名優がジョーカーを演じてきましたが、どれも同じジョーカーにありませんでした。どのジョーカーも狂っていて好きでしたが、その中でも特になめこ汁的が好きな作品がヒースレジャー演じるジョーカーの出演する作品「ダークナイト」です

この作品においてジョーカーとはバットマンの宿敵であり、カオスを生み出す存在でもありました。そして不殺のバットマンに人(自分)を殺させ、正義が悪へと落ちるその瞬間をジョーカーは望んでいました。結局ハービーデントが闇へ落ち、正義が悪へと変わる瞬間をJOKERは実現させた形になってしまいました…

この時JOKERは「正義の味方のふりをしていても結局はただの人殺し」というのを証明したがっていたのですが、これまでの悪党と違い富や名誉や地位ではなく、カオスを求め正義の味方の化けの皮を剥がすのを目的にするという異色っぷりでした。

とにかく、ジョーカーとは狂っているように見えてメッセージ性が深いヴィランの一人なのです。

 

今作のJOKERの革新さ

 

 

今作のJOKERという主人公は「ダークナイト」のジョーカーと違い本人の過去が明かされます。それまでのジョーカーとは生い立ちが不明、本人の情報も不明、何もかもが未知だからこそ謎の恐怖感がありました。

しかし今作は私の知る「ジョーカー」は出てきませんでした。

描写されていたのは、一人の優しい人間が社会の禍々しい渦に巻き込まれ悪へと染まっていく様子と、なぜJOKERになってしまったのでした。そこには「未知から来る恐怖」ではなく「悲壮感と絶望感」が漂っていました…

もはやバットマンの宿敵「ジョーカー」ではなく、違う概念の「JOKER」であって、ある意味この作品のJOKERとは同じ名前の全く別物であると言えます。

 

アーサーは元から狂気を隠していたのか?

 

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アーサーは母に「どんな時も笑顔で、そして人々を楽しませなさい」と言われたように、コメディアンを目指し、大道芸人となり人々を笑わせようとしていた一人の人間でした。

しかし彼を取り巻く社会環境はとても非情でした。そんなある時理不尽な格差社会、切られる福祉、裏切り、様々な要因で彼が抱えている大きな爆弾が爆発してしまうのであります。

仕事を失い地下鉄に揺られる中、金持ちの男たちがアーサーを暴行。それによりいつものごとく理不尽を受け入れていましたが、ついに吹っ切れたアーサーは3人を持っていた拳銃で射殺しました。

その時点でアーサーという人間は「JOKER」に変貌しました。

つまりアーサーは、最初から狂気に満ち満ちていた人間ではなく誰もが持つ内なる「JOKER」が爆発するほど大きく禍々しくなってしまったある種の被害者ということです。

 

この作品に対して"本当に"言いたい事

 

 

現代社会の社会情勢、仕事や対人関係の不安と結びつき「いっそのこと」と吹っ切れ犯罪に結びつくため、劇薬だの見てはいけないなどと揶揄されているわけですが、ホアキン・フェニックス本人の言葉を借りるなら「この映画を見て何かの起爆剤になるのなら、日常のすべてが起爆剤になってもおかしくない。

実際この言葉の通りです。この映画は何かを刺激する映画ではないし、犯罪や戦争、暴力的なデモを正当化する映画ではありません。私はそのような危ない映画として色眼鏡で見てほしくなく、このJOKERという存在を見てアーサーがなぜJOKERになったかそうならなくてはならなかったのか、ならないために自分ができることを考えて欲しいです。

実際、感情が爆発して人を殺めるなど今のストレス社会でもあり得る事です。映画『JOKER』はこのような社会環境を取り巻くストレスなど様々な感情に対して改めて向き合うきっかけとなる映画でもあったと思います。

 

最後に

 

なめこ汁
ヒースレジャーが蘇った!!って思って泣いちゃったシーンがありました笑
以上、なめこ汁がお届けしました!

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