狂気映画『ミッドサマー』の評価と題材に似た不気味で危険なカルト宗教を解説

作品情報

キャスト

 

監督アリ・アスター
出演者

フローレンス・ピュー

ジャック・レイナー

ウィリアム・ジャクソン・ハーパー

ウィル・ポールター

登場人物

ダニー・アルドール

クリスチャン・ヒューズ

ジョシュ

マーク

 

あらすじ

 

家族を不慮の事故で失ったダニー(フローレンス・ピュー)は、大学で民俗学を研究する恋人や友人と5人でスウェーデンの奥地で開かれる“90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れ、太陽が沈まないその村は、優しい住人が陽気に歌い踊る楽園のように思えた。しかし、次第に不穏な空気が漂い始め、ダニーの心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖......それは想像を絶する悪夢の始まりだった。

 

なめこ汁の評価

なめこ汁
6/10点
良い点

LSDを食べて映像を観ているような気持ち悪さが印象的でした。アリ・アスター監督の不気味を感じざるを得ないような演出は天才的でした。

映像酔いのような気持ち悪さと別に正常な視点を失いそうな違和感をすごく感じられました。

ホラー映画ではないと監督は明言していましたが確かにその通りです。 ホラーとは違う不気味さの宗教映画でした。

ジャンルとしては「カルト映画」だと思います。 かなり賛否両論ですが、映像作品としてか映画と見ているかの違いだと思います。

私はどちらの視点でも見ているつもりですが、映画としてはこの作品はつまらなく、映像作品としては最高と言える作品だと感じました。  

悪い点

ストーリーが単調でつまらなかったです。違和感が次第に大きくなる系映画『ゲット・アウト』のように徐々に狂気のベールが剥がされますが、そこまでが長すぎてしんどかったです。

そしてゴア表現が少なすぎ&そうでもなかったです。 過剰宣伝による誤認でしたがグロを求めてこの映画を観てはいけません。

今後ディレクターズカット版が公開されますが、そちらではもっとグロいらしいですがもう見る気にはなりません。

とにかく時間が過ぎるのが遅すぎた映画でした。

 

なめこ汁の紹介

日本のカルト宗教

 

アレフ(Aleph

 

https://www.aleph.to/

 

「オウム真理教地下鉄サリン事件」の実行犯が所属していた宗教団体の後継組織です。

教祖麻原彰晃をはじめ、幹部が逮捕された後オウム真理教は実質瓦解しました。

現在は”脱麻原”を謳う穏健派「ひかりの輪」教義原理主義の過激派「アレフ(Aleph)」が存在します。

どちらも過去のような事件を起こすつもりないと明言していますが、アレフの活動方針は麻原回帰を模しているとして公安調査庁から強くマークされています。

一部脅迫や暴力を伴った勧誘活動を行っているとしてたびたび信者が逮捕されている模様です。

未だオウム真理教ほどの力は持っていませんが、現在「当時の事件をしらない若者」を中心に信者が増えているようなので、いつ爆発するかは誰にも分かりません。

http://www.news24.jp/articles/07231478.html

 

戸塚ヨットスクール

 

https://wikipedia/Totsuka_Yacht_School.JPG

 

一見なんでもない普通の学校だと勘違いしてしまいそうですが、実体は校長"戸塚宏"を長とするカルト的組織です。

彼は生徒を暴力とマインドコントロールで支配し、過酷な”しつけ”をもって数多くの生徒たちを追い込んできました

一度逮捕起訴され実刑判決が下りましたが、それまでにこのヨットスクール関連で4人が命を落としています。

遺体からは無数の打撲・内出血の痕跡・歯2本の損壊などが確認されるなど常軌を逸していました。

 

 

2006年に出所しており、インタビューで「体罰は教育。正しい教育論がないから教育荒廃が起こる」と述べており、ヨットスクールを続行する意向を示していました。

運営を再開し、新規入校募集を打ち切るまでに4人の自殺者を出しています。

教育論を振りかざし、生徒をマインドコントロールしていたという事実に私はカルト宗教みを感じざるを得ません。

 

変わらぬご様子

https://times.abema.tv/posts/5834908

 

世界のカルト宗教

 

人民寺院

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%BA%E

 

キリスト教系の新興宗教です。教祖はジェームズ・ウォーレン・ジム・ジョーンズ

19781118日に南米・ガイアナで子ども276人を含む918人が死亡した集団自殺(殺人も含む)が良く知られていると思います。

9.11が発生するまでは米国内においては最大の死亡者数でした。

服毒による自殺が大半でありましたが、それらは強制されたものだという生還者の情報もあり逃げようとしたものは銃殺されていました。

自殺というニュアンスよりは殺人の方がしっくりくるかもしれませんね。

現在、事件の現場にもなったジョージアタウンは元のジャングルに戻っています。

オウム真理教の麻麻原彰晃やマンソン・ファミリーのチャールズ・マンソンしかり、なぜ教祖になると誇大妄想に取りつかれ人を殺してしまうのでしょうか

 

ちなみに『サクラメント 死の楽園』として人民寺院は映画化されています。

ミッドサマー同様に非常にショッキングな映画です。

 

神の十戒復古運動

 

http://www.asahi.com/special/TKY201305310574.html

 

人民寺院の死者数を上回る死亡者数を出したウガンダの「神の十戒復古運動」では大量殺人により924人が死亡しました。

これらは当初集団自殺とされていましたが、後に大量殺人と結論付けられました

人民寺院同様に「終末」を説いていましたが、その終末は訪れなかったことが原因とされています。

ドゥームズデー・カルトとも言われますが、終末論に支配され、集団自殺や大量殺人を持って終末の訪れを成就させようとする考えは非常に恐ろしいです。

 

 

当時のウガンダ大統領ヨウェリ・ムセベニはこの事件を「金銭に目の眩んだ教団の司祭達による大量殺人」と述べています。

 

まったくその通りですネ。

 

ブランチ・ダビディアン

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3

 

1934年に教祖ヴィクター・ホウテフによってヨハネの黙示録による終末思想を思想体系とするセクト、ダビデ派セブンスデー・アドベンチスト教会が結成されました。

最終戦争に向けて武装し、強制捜査に訪れたATFの捜査官を4人殺害しています。

その後51日間の膠着を経て籠城宅に火を放ち、80人の信者が焼死しました。

マスコミによる銃撃戦の中継も多くされたので、ご存じの方も多いでしょう。

 

太陽伝説国際騎士団

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A

 

太陽寺院という名前で知られている、ニューエイジの神秘主義と環境保護を主張するカルト宗教です。

カナダとアメリカで53人が死亡しています。

オウム真理教とおなじように信徒には高学歴や富裕層が多かったため、当時は世論にかなりの衝撃を残しました。

死ぬことを告白しているビデオが公開されましたが、笑顔だったことが印象的です。

 

 

最後に

 

なめこ汁
事実は小説より奇なり。『ミッドサマー』の内容も決して絵空事ではありません。

 

以上、なめこ汁がお届けしました!!

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