映画『ミスミソウ』が描く残酷な心理描写を考察!!"好き"と"嫌い"は実のところ超危険な感情!?

作品情報

 

キャスト

 

監督内藤 瑛亮
主な出演者

山田杏奈

清水尋也

大谷凜香

森田亜紀

主な登場人物

野咲春花

相場晄

小黒妙子

南京子

 

あらすじ

 

東京から田舎に転校してきた主人公・野咲春花(のざき・はるか)は“部外者”として扱われ、壮絶なイジメを受けていた。春花の唯一の味方は、同じように転校してきたクラスメイトの相場晄(あいば・みつる)。彼を心の支えに必死に耐えてきた春花だがイジメは日に日にエスカレートしていった。そして、ある日、激しく燃え上がる炎が春花の家を覆い尽く。思いもよらない悲劇に遭遇した春花の心は、崩壊する── 。厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして咲く花、三角草(ミスミソウ)。春花はミスミソウのように厳しい冬を耐えて、きれいな花を咲かせることができるのか…。

 

 

なめこ汁の考察感想

 

辺境の地のイメージ"不穏"

 

 

エンタメ作品において「辺境の地」というものは極端にプラスかマイナスのどちらかで描かれていきます。例えば『ひぐらしのなく頃に』のように元々謎の風習があって不穏な村っぽく描かれている場合と、『のんのんびより』のように理想的な温かい田舎として描かれる場合があります。

 

どちらの作風も世に多くの作品を出していますが、個人的には田舎=不穏という作品の方が多いなぁと感じています。というのも『のんのんびより』のような"不穏"が全くない作品であっても、二次創作などでは"不穏"をベースに描かれている作品も多いので、観る側は予定調和が壊れる事を心のどこかで願っているのかもしれませんね。

 

現実では「避暑地」「憩いの地」である田舎を、エンタメでは「不穏な場所」「危険な場所」と位置付けようとするのは面白い現象です。

 

おそらく理由としては、つまらない日常や嫌なことから逃れるために世界が壊れてほしいと思っている人の妄想投影が背景にあるのではないかと考えています。安寧が崩れる描写を見たいと心のどこかでそう思っているからこそなんでも叶うエンタメの世界では、あえてそのような描写を好んで鑑賞しているのではないかと…

 

そのような意図が見え隠れしていると私は感じています。

 

好きよ好きよの裏返し

 

 

今作のいじめの原因は嫉妬です。閉鎖的な空間である田舎の旧校のボス的存在の女の子が東京から来た女の子を気に入り仲良くしていましたが、クラスのある男がその女の子と仲良くなり始めたのをきっかけに、その子に失望し嫉妬しいじめを開始するようになりました。

 

実は私、「好き」と「嫌い」の感情は非常に危険な感情であると思ってます。

 

今作では"好き"だったはずの人間を、ちょっとした認識のずれで”嫌い”になり家族を焼き殺すまでに事が発展していきます。結局人間はどこまで行っても感情で生きる生き物なので、"好き"な人には友好的に接し利益を与えたいと行動しますが、"嫌い"な人には敵対的になりあわよくば不利益を被らせたいと思い行動します。

 

この感情の行きつく果てが「殺し」だと思っています

 

 

今作は小黒妙子本人ではなく彼女を妄信する信者によって犯行は行われましたが、この描写にも小黒妙子を好きで仕方がない女の子が、彼女に利益を与えたいと思うがために犯行に至る心理描写が描かれていました。彼女を喜ばせるためにする殺人はあくまで"手段"であり"目的"に過ぎなく、"好き"という感情を実らせるためだけにこの事件を起こしたのです。

 

主人公が作中終盤で言っていた「どうしてこうなっちゃったんだろうね」という言葉にすべてが集約されているとおもいます。

 

本当にその通りです。

 

最後に

 

なめこ汁
雪に映える血が本当に綺麗でした!!

グロ描写と雪化粧の美しい描写が実写でしか出せない壮麗で芸術的な描写に仕上がっていて感動しました!!

要所のスローモーション演出においても非常に使い方がうまく、自らの体感スピードも実際に落ちているかのような錯覚に陥ることができましたね。ストーリーはほぼ原作通りといったところであり、特に気になる改編もありませんでした!!

本作の魅力の一つでもある戦闘シーンはリアクションがオーバー目であったため若干寒くはあったが、あまり気になりませんでした!ぜひご覧になってください!!

 

 

以上、なめこ汁がお届けしました!!

 

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映画に含まれている要素

  • 切断
  • ミンチ

 

作品情報

キャスト

 

監督内藤 瑛亮
主な出演者山田杏奈

清水尋也

大谷凜香

森田亜紀

主な登場人物野咲春花

相場晄

小黒妙子

南京子

 

あらすじ

 

東京から田舎に転校してきた主人公・野咲春花(のざき・はるか)は“部外者”として扱われ、壮絶なイジメを受けていた。春花の唯一の味方は、同じように転校してきたクラスメイトの相場晄(あいば・みつる)。彼を心の支えに必死に耐えてきた春花だがイジメは日に日にエスカレートしていった。そして、ある日、激しく燃え上がる炎が春花の家を覆い尽く。思いもよらない悲劇に遭遇した春花の心は、崩壊する── 。厳しい冬を耐え抜いた後に雪を割るようにして咲く花、三角草(ミスミソウ)。春花はミスミソウのように厳しい冬を耐えて、きれいな花を咲かせることができるのか…。

 

なめこ汁の評価

 

なめこ汁
7/10点

 

良い点

グロ描写と雪化粧の美しい描写が実写でしか出せない壮麗で芸術的な描写に仕上がっていて感動しました。

要所のスローモーション演出においても非常に使い方がうまく、自らの体感スピードも実際に落ちているかのような錯覚に陥ることができました…。

ストーリーはほぼ原作通りといったところであり、特に気になる改編もありません。田舎の閉鎖感も非常にうまく再現されていました。

本作の魅力の一つでもある戦闘シーンはリアクションがオーバー目であったため若干寒くはありましたが、あまり気になりませんでした。

ぜひご覧になってください。できれば原作も…。

 

悪い点

リアクションが大きすぎて演技色が強かった点。そしてゴア表現の特殊メイクがあまり綺麗じゃありませんでした。

この映画を見に来る人は原作ファンでもない限り"グロ"を求めてくるので、そこはもっとこだわってほしかったです。

 

なめこ汁の解説

辺境の地のイメージ"不穏"

 

https://bit.ly/2vug9aF

 

エンタメ作品において「辺境の地」というものは極端にプラスかマイナスのどちらかで描かれていきます。例えば『ひぐらしのなく頃に』のように元々謎の風習があって不穏な村っぽく描かれている場合と、『のんのんびより』のように理想的な温かい田舎として描かれる場合があります。

どちらの作風も世に多くの作品を出していますが、個人的には田舎=不穏という作品の方が多いなぁと感じています。というのも『のんのんびより』のような"不穏"が全くない作品であっても、二次創作などでは"不穏"をベースに描かれている作品も多いので、観る側は予定調和が壊れる事を心のどこかで願っているのかもしれませんね。

 

現実では「避暑地」「憩いの地」である田舎を、エンタメでは「不穏な場所」「危険な場所」と位置付けようとするのは面白い現象です。

おそらく理由としては、つまらない日常や嫌なことから逃れるために世界が壊れてほしいと思っている人の妄想投影が背景にあるのではないかと考えています。安寧が崩れる描写を見たいと心のどこかでそう思っているからこそなんでも叶うエンタメの世界では、あえてそのような描写を好んで鑑賞しているのではないかと…

そのような意図が見え隠れしていると私は感じています。

 

好きよ好きよの裏返し

 

https://bit.ly/39cR4jl

 

今作のいじめの原因は嫉妬です。閉鎖的な空間である田舎の旧校のボス的存在の女の子が東京から来た女の子を気に入り仲良くしていましたが、クラスのある男がその女の子と仲良くなり始めたのをきっかけに、その子に失望し嫉妬しいじめを開始するようになりました。

実は私、「好き」と「嫌い」の感情は非常に危険な感情であると思ってます。

今作では"好き"だったはずの人間を、ちょっとした認識のずれで”嫌い”になり家族を焼き殺すまでに事が発展していきます。結局人間はどこまで行っても感情で生きる生き物なので、"好き"な人には友好的に接し利益を与えたいと行動しますが、"嫌い"な人には敵対的になりあわよくば不利益を被らせたいと思い行動します。

この感情の行きつく果てが「殺し」だと思っています

 

 

今作は小黒妙子本人ではなく彼女を妄信する信者によって犯行は行われましたが、この描写にも小黒妙子を好きで仕方がない女の子が、彼女に利益を与えたいと思うがために犯行に至る心理描写が描かれていました。彼女を喜ばせるためにする殺人はあくまで"手段"であり"目的"に過ぎなく、"好き"という感情を実らせるためだけにこの事件を起こしたのです。

主人公が作中終盤で言っていた「どうしてこうなっちゃったんだろうね」という言葉にすべてが集約されているとおもいます。

本当にその通りです。

 

最後に

 

なめこ汁
白い雪に血が好き

 

以上、なめこ汁がお届けしました!!

 

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