カルト教祖”チャ―ルズ・マンソン”と"ハリウッド"の関係性を徹底解説

作品情報

 

キャスト

 

監督クエンティン・タランティーノ
出演者

レオナルド・ディカプリオ

ブラッド・ピット

マーゴット・ロビー

ラファル・ザビエルチャ

アル・パチーノ

登場人物

リック・ダルトン

クリフ・ブース

シャロン・テート

ロマン・ポランスキー

マーヴィン・シュワーズ

 

あらすじ

 

リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)は人気のピークを過ぎたTV俳優。映画スター転身の道を目指し焦る日々が続いていた。そんなリックを支えるクリフ・ブース(ブラッド・ピット)は彼に雇われた付き人でスタントマン、そして親友でもある。目まぐるしく変化するエンタテインメント業界で生き抜くことに精神をすり減らしているリックとは対照的に、いつも自分らしさを失わないクリフ。パーフェクトな友情で結ばれた二人だったが、時代は大きな転換期を迎えようとしていた。 そして、1969年8月9日-それぞれの人生を巻き込み映画史を塗り替える【事件】は起こる。

 

なめこ汁の解説

  

悪魔的カリスマ、チャールズ・マンソン

 

 

本人の略歴

1934年11月12日生まれ売春婦の母の元に生まれる。身長157cm
少年期から犯罪を繰り返し人生の大半を刑務所や矯正施設で過ごす。
自身が立ち上げたカルト宗教「マンソン・ファミリー」を率いて集団生活。
「シャロン・テート事件」「ラ・ビアンカ夫妻殺害事件」などの主導者になる。
直前で死刑制度が廃止され、終身刑に服する。
晩年はベーカーズフィールド病院で死亡。
彼はアーティストとして楽曲を多く残していて、カルチャー的には悪の象徴として扱われる。

 

というのが主な略歴です。

 

当時のアメリカの社会不安とヒッピー文化に助けられ信者を大量に獲得した彼は、その後お金持ちを対象に自分で手を下すことはなく殺人を繰り返していました

アメリカではかなり有名な事件に関与しており、大量殺人犯として知られている人物です。

 

また、マンソンは人民寺院の「ジム・ジョーンズ」やオウム真理教の「麻原彰晃」と同じように誇大妄想に囚われていたことも有名です。

黒人が白人に反旗を翻す「ハルマゲドン」を信じ切っていた彼は今回もその信仰の基に行ったと言われています。

 

このように危険な人物として名高いマンソンですが、実はアーティストとしても活動していました。

ビートルズへの歪んだ愛を持つ彼は楽曲「ヘルタースケルター」を終末と解釈し、独特の世界観とサイケデリック感で曲を制作していました。

楽曲を聞いてみるとそのスピリチュアル感がヒシヒシと伝わってきて出来がいいのが分かります。

 

才能が開花しきれていなかったとはいえ、まだ見ぬ蕾は非常に大きいものと予見させるような楽曲であるのは間違いありません。

現在、様々なアーティスト達からカバーされていることから曲が持つ謎の魅力が伺えます。

 

アルバム「Lie: The Love And Terror Cult」は名盤と言えるでしょう。

 

 チャールズ・マンソンの楽曲

 

ヒッピー文化って何?

 

 

ヒッピー文化とは、キリスト教の保守的な社会に対して、しがらみに囚われない自由な社会を求める潮流の事です。

ベトナム戦争への反戦活動として麻薬や音楽セックスなどを用いて対抗しようとしていました。

 

当時の若者たちの間ではセックスやLSD、大麻などが非常に肯定的に受け止められていて、日ごろから自由にそれらを楽しんでいたため、ヒッピー文化=セックスとドラックという認識になっているのだと思います。

浮浪者スタイルのファッションがヒッピー文化の象徴でもあったため、男性は長髪に髭、サンダルや裸足といった装いで、女性は化粧をせず腋毛を剃らないなど、「自然回帰」的なありのままの姿が好まれていました。

 

Appleを創立した「スティーブ・ジョブズ」もヒッピー文化に影響された一人で、日ごろから裸足&LSD大好き生活をしていたと言われていますね。

 

つまりヒッピー文化は当時のアメリカの人々の間で「かっこいい」という認識でした。

そのため若者をはじめとする多くの者たちがヒッピー文化にへ傾倒していました。

ドラックやセックスといったものに開放的になっている中、チャールズ・マンソンもその潮流にうまく乗りドラックや自身の姿やカリスマ性を活かし、信者を確保していったという事です。

 

そんなヒッピー文化をある意味"悪用"したチャールズ・マンソンの存在はヒッピー文化を語る上で無視できません。

 

この映画の誤解

 

 

レオナルド・ディカプリオが演じた「リック・ダルトン」をはじめとする多くの登場人物は架空です。さらに今作ではシャロン・テートをはじめとしてこっち側は誰も殺されていません。

先述したように現実の世界ではシャロン・テートをはじめ多くの人がチャールズ・マンソンの信者たちに殺されています。

 

この描写から見えてくるのが、この映画自体がハリウッド界を混乱に陥れたマンソン本人をはじめとした信者に向けての”仕返し”だったのではないかと思います。

 

ハルマゲドンを信じるラリった狂信者によって奪われた命に対する弔いと、その無念をせめて物語の中だけでも払おうとするタランティーノ監督の思惑を私は受け取りました。

 

その意味合いもあってかリック・ダルトン邸に侵入してきたカルト信者への反撃は恨みのこもった惨いもので、金玉を噛み潰す顔を潰す燃やす、基本的には相手の表情が読み取れなくなるまで人体の破壊を尽くしていました。まさに目には目を歯には歯をですね

 

最後に

 

なめこ汁
思想を語る犯罪者ほど厄介なものはありませんね…
以上、なめこ汁がお届けしました!!

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