『メシア』 考察“彼の正体”は結局ナニ?本物か偽物か

作品情報

キャスト

  • 監督

  マイケル・ぺトローニ

  • 出演者

  ミシェル・モナハン

  メディ・デビ

  ジョン・オーティス

  メリンダ・ペイジ・ハミルトン

  トメル・シスレー

  • 登場人物

  エヴァ・ゲラー

  アル・マスィーフ

  フェリックス・イゲロ

  フェリックス・アナ

  アヴィラム・ダハン

あらすじ

突如現れたカリスマ的人物が、民衆を駆り立て政情不安を引き起こす。その存在を危険視したCIA捜査官は正体を探り始めるが...架空の出来事を描くフィクション。

NETFLIX

         

 

なめこ汁の考察感想

アル・マスィーフは本物に近い偽物

メシア(=救世主)と呼ばれる彼は、作中でたくさんの”奇跡”を起こした。時には死者を蘇らせ、水面を歩き、砂嵐を巻き起こして武装勢力を撃退するなどおおよそ”奇跡”としか思えない御業を成してきた。

作中で彼の正体は結局明かされなかったが、随所に散見される説明のつかない現象を見る限り「本物に近い偽物」と言うしかない。断言するのは簡単だが、その材料がシーズン1ではあまりにも少なすぎた。

それでは彼の正体を考察するにあたり、今シーズンでの彼の起こした“奇跡”について確認しつつ、彼が「どっち側」に近い存在なのか推し量っていこう。

彼が起こした”奇跡”が”奇跡”なのか考察

奇跡ではない可能性が高い御業一覧

ISILを砂嵐で撃退   

偶然の可能性あり。気象状況を事前に知っていた。

 

独房から消える

看守を洗脳し逃げた本人が自白。カメラ映像は部分的に消されていた。

 

瞬間移動する

双子の可能性あり、実際は二人で一役を演じていたため瞬間移動とも思わせるような奇跡を起こせた。他の可能性としてロシアの外交機などに搭乗していたのかもしれない。方法はいろいろある。

 

水面を歩く

イリュージョンの可能性あり。兄の証言や、その後個別で水面を歩けなかったことを察するにおそらくイリュージョンである可能性が高い。拘置所の中でコインマジックしていた描写があったため彼がマジックをできるのは証明済み。

人を生き返らせる

そもそも死んでいない。射殺された子供は大衆を陽動するためのサクラであり、最後の飛行機墜落後の蘇生もそもそも灰を被って気絶していただけの可能性あり。どちらとも完全に死んでいたという証拠は存在していない。瀕死の犬も殺し、病気の女の子も結局死んだ。作中で明らかに死亡しかけている存在に関してはその後メシアとの接点があったにも関わらず絶命した。

奇跡の可能性が高い御業

竜巻を止める

れに関しては映像を見る限り非常に不可解当初集団ヒステリーも疑ったが動画に彼の行いが残っているため違った。竜巻の目の前に立ち塞がり飛ばされないのも不思議であり、彼の真後ろにある教会だけが竜巻の被害を免れたのも偶然では片づけられないような異様感がある。竜巻を意図的に起こしコントロール兵器があれば別だが…

相手の経歴や秘密を握る

ごく少数しかしらない情報も含め数多くのパーソナルデータを所持していたことが非常に不思議であった。さらに対応に当たる捜査官を事前に知っているような感じも見受けられていた。彼の後ろ盾の可能性もあるロシアやそのほか諜報機関が情報を彼に流していた可能性も無きにしも非らずだが、流失とは考えられないような秘密も握っていたため正直”奇跡”と感じている。

本物に近い偽物である所以

上記の状況から判断するに、彼は「本物に近い偽物」であると言える。

神秘的な雰囲気や立ち振る舞い、人々を導くカリスマ性や、人々を掌握する術に非常を自由自在に操る彼は、新たな宗教を作ったという観点で見ればいわゆる”本物”としては相違なく、彼の描写を相互的に判断するなら、本物だ。

しかし”神の使い”であるかと言われればそれは分からない。本当にそうかもしれないし違うかもしない。残念ながらそれを断定する術は作中に存在しなかった。だからそこミスリアスで美しい存在となっている。

このような考察をしている私もアル・マスィーフに魅せられた一人なのかもしれない。

とにかく、彼がメシアかどうかは分からない。

それをおそらく明かしてくれるシーズン2が非常に楽しみである。

【おすすめ度】

 

☆☆☆☆☆☆☆

前半の盛り上がり感は屈指であるが、後半にかけて少々中だるみ感があった

しかし全体を通してみれば比較的テンポも良く、分かり安い内容とキャラクター達であったため普通に楽しめる作品であった。“メシア”が本当に”メシア”なのかを考えながら見れる今作は、彼への認識の違いで見方がだいぶ変わるような、多角的な見方ができる素晴らしさを秘めたドラマだ。

話数も10話と比較的見やすいため、ぜひ見てほしい。

 

著・なめこ汁

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